驚がく巨大ヒル発見、大人飛びのく 永平寺町、環境豊かな証拠か

(2015年6月7日午前7時20分)
国内約60種のヒルの中で最大サイズのヤツワクガビル=6月6日、福井県永平寺町上浄法寺
 福井県永平寺町上浄法寺の山間部で6月6日午前、体長30センチ近い巨大ミミズのような生き物が見つかった。大部分が黄色く、胴体は大人の親指より太い。近くに住む発見者の吉川芳男さん(78)は、初めて見た驚きで思わず飛びのいた。

 ヒルを専門とする広島大大学院教育学研究科の中野隆文研究員(動物分類学)によると、国内に約60種いるヒルで最大の「ヤツワクガビル」。北陸などに分布する在来種で、山中の湿った環境を好むため人目に付くのは珍しい。ミミズだけを食べ、吸血性のヒルと違って人を襲わないという。

 発見場所は吉川さんの私有地で、炭焼き小屋など里山体験施設を備えた「でこんぼの森」。吉川さんに正体を伝えると、「この辺はミミズが多いし水もきれい。自然豊かな場所には多様な生き物がいるということでしょうか」と納得顔だった。