越前市長選挙、選挙戦に突入 22日投開票

 任期満了に伴う福井県越前市長選は10月15日告示され、4選を目指す現職で無所属の奈良俊幸氏(55)=片屋町=と元市議で無所属の大久保恵子氏(66)=北府3丁目=が立候補し、選挙戦に突入した。22日に投開票される。

 投票は市内32カ所で22日午前7時から午後8時まで。同日午後9時15分から市AW―Iスポーツアリーナで、衆院選の小選挙区、比例代表と並行して即日開票される。

 ■奈良氏 駅整備、中心部振興に力

 奈良氏は2日、同市AW―Iスポーツアリーナで会見を開き、マニフェスト「えちぜん元気プログラム4」を発表した。北陸新幹線南越駅(仮称)周辺整備や中心市街地活性化に取り組むとした。

 市総合計画の体系に基づき▽元気な産業づくり▽元気な人づくり▽快適で住みよいまちづくり▽安全で安心なまちづくり▽市民が主役のまちづくり▽地方分権に対応した行財政運営―の六つを柱に65項目を掲げた。

 南越駅周辺整備については、県域を超える多様な利用者を対象とする「広域高次都市機能」の誘導を図るとし、次の4年間の最重要課題になるとの認識を示した。

 ほかにアル・プラザ武生3、4階の「市民センター」(仮称)としての機能強化、全小学校普通教室へのエアコン設置、中心市街地へのホテルや飲食店進出の支援などを挙げた。奈良氏は今後の4年間を「本市の今後の発展を占う極めて重要な時期になると認識している」と説明。市政の運営に意欲を示した。

 ■大久保氏 情報公開、議論尽くす

 大久保氏は5日、同市塚町の事務所で記者会見し、前回市長選に続き出馬を決意した理由に関し「元気な越前市を取り戻したい。そのためには市政を市民の手に取り戻さなければならないという、やむにやまれぬ思いから」と述べた。

 争点について「行政手法の問題だ」と述べ、新庁舎建設地から出土した石垣の保存に関する市の対応などを批判。情報公開を徹底し、議会・市民との議論を尽くし、説明責任を果たしたいとした。

 公約として▽市政を市民の手に▽市民の暮らしやまちづくりをお手伝いする市役所・職員を支える市長▽箱モノ行政の打破▽自らが身を切る改革姿勢―の4項目を挙げた。具体的には、多文化共生推進室の創設、1500年の歴史と文化・伝統を生かしたまちづくりの推進、市長の退職金返上・報酬の2分の1カット、小学校給食無償化の検討などに取り組むとした。

 女性からの支援に手応えを感じており「支援の輪は確実に広がっていると思う」と述べた。